■出会ってしまった唯一無二の物件 

「今は歩行者からは隠れているけど将来道路の拡幅で駅前のメイン通りに面する好物件！」

そんな物件を見つけたと藤川先生から連絡をいただきました。

徒歩圏内にスタジオがあるので、第2スタジオとしても理想的です。

その上以前のテナントはカラオケスナックで

上階からも特にクレームは無かったという物件ですから防音性能にも期待が高まります。

でも内装を解体してみると防音壁とは名ばかりの下地。

お隣のテナントとの界壁はブロック積に遮音シートを貼り重ねただけの物でした。

元の壁を信じて再使用しないで本当にラッキーでした。

今回の工事で改めて簡易防音壁を立てて音漏れを防ぐ対策が取れました。

■狭い室内を最大限有効活用するために

54㎡の室内を最大限利用するために検討したプランは４案。

特にバックヤードのレイアウトは数センチ単位まで検討し、

現地での間仕切り位置の確認した後も、もう一度検討し直すほど藤川先生は最後までこだわりました。

声楽練習室ではエレクトーンを搬入するためにプラダンで模型を作りました・・・

扉の大きさや位置、開き勝手を決めるためです。

更衣室の壁はプラダンを立てて大きさをシュミレーションしました・・・

着替えが出来るギリギリの広さを探るためです。

移動するトイレは実際に配管を流してから床の嵩上げを最小限に抑える工夫をしました。

トイレの奥行きをあえて広くしたのは緊急の時にメンズが着替えられるようにです。

徹底的に検証しながら工事を進めた物件でした！