こんにちは!
バレエスタジオマイスターの大塚健太郎です
「オーツカさん、またご相談があるんです~」
「伴奏の先生を頼みたいのでピアノを置きたいんです」
K先生からのオーダーにはいつも驚かされます。スタジオオープンしてまだ1年半ですよ!?今やらなくてもいいんじゃないです?
「いずれピアノを置くなら、早くやりたいんです~」
んん~、流石です!
▪ さてどこにピアノを置くか
最近のバレエスタジオのトレンドなのでしょうか
オーツカがリフォームさせてもらったスタジオでも
軒並みピアノを置くようになっています。
でもほとんどのご相談は
「スタジオの床が傷付かないようにピアノの置くにはどうすればいいでしょうか?」
という感じですから
ピアノを置くと言ってもレッスンの邪魔にならないような隅っこにスペースを造作する程度と思ってました。
ところがK先生のオーダーは
センターにドーン!
しかも壁を3角形に切り取るという仰天ものでした!
確かに、45度に切った壁面にピアノを置けば
伴奏の先生が生徒たちのレッスンを見ながら引けますし
アクティングエリアにピアノが飛び出る事もありません。
んん~、良く考えている。
理にかなってはいますが
手間も時間も余計にかかるし大丈夫かなぁ
壁を切りつめた分、控室が狭くなるし・・・
オーツカの心配を払しょくするために現地で打合せをします。
ピアノの大きさに切ったプラダンを置いてみたり
テープを張って壁の位置を体感してみたり
何とか希望通りの工事が出来る気がしてきました。
▪ 更なるオーダーが続く
限られた日程の中で、なんとか工事を組めそうとオーツカが安心しかけた時
K先生から更なるお願いが・・・
「ビニールクロスは嫌です~
塗装で仕上げて欲しいです~」
いや~、塗装だと余計に日程がかかるからなぁ
でも、芸術を追求してきたバレエの先生は妥協をしません
「3日伸ばしてもらってもいいです!」
おっ!それなら出来るぞ!
「ただ、途中でレッスン入れてもいいですか?」
良いですけど・・・K先生交渉上手(汗)
生徒さん達がよくても、大工の親方大丈夫かなぁ、気になって手が止まっちゃったりして・・・
工事が無事に始まり
解体➔墨出し確認➔壁のこしらえまで進んだ時の現地打合せで
更なるとんでもないオーダーが飛び出します
「私の部屋をマゼンダ色に塗りたい!」
マジですか (ToT)
マゼンダって?
インクジェットの赤いやつ?
オーツカわかんない、マサコさん助けて~!
そもそも、今から色きめからしてたら工程に間に合わない
普通にやってちゃだめだ
翌日マサコさんを連れて、馬喰横山のカラーワークスに行きます
マゼンダといってもピンクっぽいのから紫ぽいのまであり
微妙なグラデーションはオーツカには判別不能
デパートの化粧品売り場で新色リップを見ているようだ~
何が違う?みな同じに見えるぞ~
そんなオーツカを傍目に
マサコさんはお店のスタッフと流れるように打ち合せ
1488色ある水性塗料「HIP」からサンプルを作ってもらいます。
流石だ!このセンスは女性に任せて間違いない!
サンプルを抱えてスタジオに向かい、K先生にサンプルを見てもらうと
「これいいですね~」
と即決
速攻でカラーワークスに戻り
HIPを調色してもらいました。
お店でそのまま1488色を調合してくれるんですから凄いですよね~
出来上がった壁がこれ!
足元まで塗れるように、ソフト巾木をやめて木巾木にしてます。
コンセントプレートまでマゼンダです。
狭くなった部屋でもいける!
思ったより圧迫感ない!
これを撮れたiPhoneのパノラマ撮影にも感謝!
施工前の壁はこんな感じ
めっちゃお洒落ですよね、なんで壊すんだろって思いはずっとありました。
完成はこちら!
壊して良かった~って思いました(笑)
壁のラインが船のへさきっぽいし
苦労して貼った市松の床もクール
K先生の友人作家さんが造られたオブジェも素敵
船の窓から宇宙を見ているみたい
K先生が大好きなスペーシーな空間、完全再現です。
まるで最初からプランニングされていたかのようなピアノコーナーです。
ピアノ伴奏するレッスンも見させていただきましたけど
良いですねぇ~
横で聞いているだけで、自分の踊りが上手くなるイメージが湧きました。
イメージですけど・・・
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エーゼン大塚建設でご相談いただけます
お近くの方は永代ショールームまでお越しください。
バレエスタジオマイスターの大塚健太郎がしっかりお話しをうかがいます。